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WARとは?






こんにちは、CatfightRonaldです。
今後のターニングポイントとなるWAR Vol.05発売。補足を含め、解説をさせて頂きます。

第一試合 日高ゆりあvs中居ちはる

舞台はバトルさん。B−1トーナメント決勝に日高選手が乱入し、先にリングインしていたこのみ選手を瞬殺、
事に気づいた中居選手が駆けつけた頃にはK.O.。
そして中居vs日高戦が勃発する形となっています。中身に関してですが、本当にクオリティの高い試合となりました。
中居選手に関しては手前味噌ですが、過去B−1での彼女は一旦忘れてもらってもいいくらい別人の動きになっています。
これ程の才能をもっていようとは・・・、宝石のような選手ですね。
日高選手は久々登場ですが、サンダー女子プロレスの時から更に進化した攻め・受けの境地に立つことができました。
日高選手は色んな作品にあがってますが、確実に今回はもう一ランク上に成長しています。
B−1トーナメントを破壊するわけですから、僕も生半可な気持ちでこの試合を行ったワケではありません。
確実に言えることは、僕の作品の真骨頂がここにあるという事です。
サンプル映像でもみせていますが、限りなくスープレックスに近い急角度バックドロップは、
現状出ているもので一番危険でかつ、難しいものです。
あの形の投げは国内で初めてですし、今後も成立させることは極めて困難だと言わざるをえないです。
非常に貴重な映像だと僕は思います。
ですが、見所はそこに限ったことではありません。真骨頂と言いましたが、
自分の芸風の一つでもある激突する感情が、かなり前面に押し出せたのではないかと思っています。
この闘いは特別です。ここにその感情がなくて何がB−1破壊だといえるでしょう?闘わなければならないドラマ、
激しい闘いと、そこに織り込まれる選手の要素がスイングした名試合だと自分では思っています。
このレベルの試合は恐らく年間1試合あるかないかだと思います。
少なくとも現状SSS以外ではこの絶妙のバランスを表現するのは無理だと思います。
一人のマニアとしては本当に残念なことですが・・・。
名実共にレジェンドの代名詞とジュニアの代名詞が激突した一戦。この試合は傑作だと自分は信じています。







第二試合 七瀬ゆいvs米山愛

高飛車で気の強い米山選手と僕が強く推薦する期待の新人、七瀬ゆい選手の一戦が重要なこの作品の第二試合を飾ります。
大事な作品だし、似たようなC.Ronaldの芸風でまとめた?と思うかもしれませんが、
この試合は第一試合と同じ様式美で進行をしているわけではありません。
試合時間も第一試合よりも長く、ネチっこい攻めで相手を苦しめる試合展開となっています。過去の河愛vs二岡戦が近いかもしれません。
テンポの良いダイナミックな闘いも良いけれど、女子プロのキャットファイト的要素である闘いの中の
セクシーさを表現するのも非常に大事です。
その点に関して七瀬選手は非常にレベルが高く、米山選手は確かに経験も積んで勢いもある選手ですが、
大きく遅れをとる形となっています。
七瀬選手は非常に珍しい二岡選手と同系統のファイトスタイルの選手です。二岡選手ファンの方はグっとくるんではないでしょうか。
確実に注目度の高いWARVol.05でのデビューで皆様に知って頂ければとのマッチメイクです。
SSSで受け継がれる闘いの系譜にまた新たな1ページが刻まれたのではと思っています。


正直な話、バトルさんの決勝を楽しみにしていらしたファンの方々には僕が言うのもなんですが、大変申し訳ないことをしたと思っております。
しかし十二分に代替、むしろこうしたからこそ見られる世界が生まれたのではないか?とも思っています。
もちろんバトルさんの承諾を頂いてからですが、諸事情がある中で、実は数ヶ月前からこの展開は考えていました。
それをやっと表に出せて今はほっとしています。

エンターテイメント性を出せるのは、いつも応援してご購入頂いている皆様に支えられているからに他なりません。
多くのレーベル・シリーズ・タイトルが売れないことで消滅していく中、このシリーズが皆様の投資の上で
成り立って頂いていることをいつも肝に銘じ、次につなげているつもりです。
全業界通して淘汰が進む中、もしトップブランドである自分の作品でもダメになるのであれば、
市場規模大幅縮小でイコール今の国産プロレス系作品が崩壊する可能性もあります。
自分が業界から離れている間の酷い惨状を目のあたりにして、戻ってくることを決意したのは惰性で作品を創るためではなく、
一マニアとして業界をもりたてようと思ったからです。

ですので、苦労の連続の後に生まれたこの作品を邪道のストーリーだとか、まやかしで騙そうだとかそいいう風に考えているのではなく、
純粋にマニア目線で制作しているとご理解頂ければと思います。

そして、このような作品を創る機会を与えて頂いている皆様には本当に感謝を。


ありがとうございます。


2010年 10月吉日  CatfightRonald