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WARとは?






皆さんいかがお過ごしでしょうか?CatfightRonaldです。
今回はターニングポイントとなったWAR Vol.05発売後、
非常に重要な第一歩となるWAR Vol.06の作品解説をしたいと思います。

第一試合 河愛杏里vs三津谷真希

今回のマッチアップはSSS生え抜きとして登場したデビュー戦でレジェンド・二岡選手を破る大波乱を
巻き起こし、そのルックスから大人気となった河愛選手。
そしてOneDayトーナメントVol.01の優勝者で、僕が近年みた選手の中でも最高クラスの才能を持つ三津谷選手が激突します。
共に軽量級かつ小柄なので、通常大技を繰り出すことは非常に難しいと考えていました。
しかし、蓋を開けてみれば難易度の高い技をガンガン出すではありませんか・・・!!!
これまでのことを考えると、パワー型ではない二人がここまでやりあうのは異例と言えます。
ジャーマンスープレックス、パワーボム、変形エメラルドフロージョン、ロメロスペシャル、
アルゼンチンバックブリーカー・・・技名だけ出せば、どんな怪力レスラーかと思ってしまうほど。
軽量級でこれほどの闘いを見せた試合はほとんどありません。
しかし、上で挙げた様にこの試合は技の多彩さ・展開も含め非常にレベルの高いものだと思っていますが、
実はこれとは別に見ていただきたい部分があります。

常々SSS王道のプロレスは相手の技を受けきって勝つことだと僕は思っています。
この試合はSSS生え抜きの新世代レスラー同士が、どうしても譲れないプライドを賭けて闘うものです。
彼女達は、SSSの理念を体現しようと精一杯にマット上で躍動し、
互いを削りながら終局へのドラマを模索していくのです。
まだ幼さが残る体が、痛みに耐えて限界以上の領域に踏み出す。気力だけを頼りに。
闘いこそトップレベルですが、概念は前座で行われる新人レスラー同士の必死な闘いに通ずるものがあります。
ファンの皆様はその様な闘いにこそ真理があることをわかっていると思いますので、特筆させて頂きました。
明らかに痛みが伝わる闘いは、新世代の台頭を表すに足る内容だと思います。






第二試合 深田梨菜vs桜庭彩

WUWの若きエース・深田選手がSSS生え抜き美少女レスラー桜庭選手と対決です。
抜群のプロポーション・高身長・美しい顔立ち、そしてWUWで見せた残忍なファイトスタイル。
どれをとっても一級品の深田選手に対し、実績のない華奢な桜庭選手がどう立ち向かうのか?
といった構図を思い浮かべる方も多いと思います。
実際問題、体格的な問題で深田選手の攻撃が桜庭選手をとらえる度、明らかに耐えうる許容を
オーバーしているのは事実で、「いつ壊れてしまうのか?」といった心配さえ感じてしまいます。
試合も深田選手優勢で進行し、業界初登場の「ヴィドーズピーク」をはじめ、
パイルドライバー、アルゼンチンバックブリーカーなどパワーを活かした攻撃で追い詰めていきます。
中でも今回はWUWルールと違うとあって思うところがあるのか、急角度の逆エビ固めを執拗に使い続けます。
これが非常に残忍な攻撃で、何度も桜庭選手を限界以上に痛めつけ、拷問のようなシーンが目立ちました。
これはさすがに・・・と思ったのですが、この桜庭という選手・・・非常に特殊なリズムで闘う選手で、
WUWの宝部選手とはまた違った意味でゾンビのようなスタミナを発揮。
技を受けきり、攻撃も相手のテンションに合わせて激しさを増す・・・。
見た目とは裏腹に、テンションが上がりきり喧嘩ごしになった深田選手と
五分の打ち合いを演じるという意外な展開に・・・!!!
WUWとしては力を誇示する為、絶対に負けられない一戦・・・。試合結果が新世代対抗戦の今後を占います。

正直に言って、この二試合のマッチメイクは第三回のSSSGPに連ねていても遜色ないレベルです。
選ばれた選手の質、試合内容共に現在トップレベルだと思っています。
では何故この二試合をSSSGPではなく、WARで出したのか?

WAR Vol.05は非常に歴史的な試合であり、これ以降の時代を考える上でどうしてもWAR Vol.06は
新世代選手のみで今の最高水準を見せる必要がありました。
レジェンド世代に頼ることなく、今を引っ張れる証明をする為に。
第三回SSSGPは新世代が中心となって行われるので、これだけは出し惜しみは出来ませんでした。
結果、WAR Vol.05に負けない素晴らしい闘いが展開できたことを断言致します。


次に発表になるのは第三回SSSGPとなるでしょう。
三津谷選手は試合後大怪我が発覚し、長期欠場を余儀なくされましたが、
他の選手がチャンスをモノにしエントリーされています。
ハイレベルな作品を保ったまま、いよいよ本丸に着手できることに感謝を。

本当にありがとうございます。

2011年 2月吉日  CatfightRonald